2012/07/27
ハウステンボス子会社、上海航路でカジノ営業
ハウステンボス(HTB、長崎県佐世保市)の子会社、HTBクルーズ(同、小野秀一社長)が運航する長崎―上海航路でカジノの営業を始めたことが26日、分かった。カジノを禁じている国内法が適用されない公海上に限って営業する。利用が低迷するクルーズ船事業のテコ入れを狙う。
大規模改修を終え、25日に運航を再開した国際貨客船「オーシャンローズ」でカジノ営業を開始。船内の遊戯施設の一角に、300平方メートルのカジノコーナーを設置。スロットマシンなど複数のゲームがあるという。日本、中国以外の第三国のカジノ事業者が営業する。HTBクルーズは賃料収入のみで、カジノの収益は得られない。
同航路は片道1日以上かかるため、長い船旅を飽きさせない「しかけ作り」が課題になっていた。娯楽機能の強化により、利用客の拡大につなげる考えだ。
カジノは日本では禁じられているが、国内法が及ばない公海上では営業できる。同船はパナマ船籍で、HTBクルーズが設立したパナマ現地法人が所有。公海上ではパナマの法律が適用され、カジノ営業が可能という。日本の領海を航行中はカジノコーナーを閉鎖する。
【日本経済新聞 2012/7/27 6:09】
ニュース引用ここまで
ハウステンボスの子会社であるHTBクルーズが、5月末~今月19日まで掛かっていた船内を改装を終え、25日の運航再開。乗客確保の仕掛けとしていたカジノクルーズの就航を始めました。
「オーシャンローズ」という船はパナマ国籍で、日本の領海ではカジノを閉鎖するようです。
オーシャンローズは2月に営業運航を開始。1便当たり300人の利用が目標だったが、平均乗客数は約140人と低迷している。今回のカジノクルーズが乗客確保の起爆剤となるよう期待しているようです。