2012/07/12
昨年のカジノ税収は11億Sドル、社会全体の利益に活用
政府がカジノ総合リゾート(IR)から得た税収は、2010年が9億Sドル(約565億円)、11年が11億Sドル(約690億円)だった。これとは別にシンガポール競馬・宝くじ管理庁はカジノ入場税を徴収しており、昨年の徴収額は1億9,500万Sドル(約122億円)、今年上半期は9,300万Sドル(約58億円)だった。
シンガポール国民および永住者(PR)のカジノ入場は有料で、24時間入場が100Sドル(約6,300円)、1年間有効のパスが2,000Sドル(約12万5,000円)。
国会審議でアン・ウェイネン議員は、賭博依存症対策支出が昨年は900万Sドル(約5億6,500万円)だったことを取り上げ、税収と比べ少ないとし、対策強化を求めた。
ジョセフィーヌ・テオ国務相(財務担当)は、対策支出は前年(380万Sドル、約2億3,800万円)の2倍以上だったことを強調した上で、今後も十分な予算を充てると約束した。
賭博税収は社会全体のために利用されており、賭博依存を抑制するための対策は別会計。賭博税収は、賭博依存症委員会の設置、啓発活動の実施、賭博依存者に対するカウンセリングを提供する組織の支援などに利用されており、テオ国務相は「カジノ運営業者は利益を拡大したが、シンガポールの税収増にも貢献した。税収で政府は国民を後押しするための支出が可能になる」と語った。
【2012年7月12日 AsiaX】ニュース記事ここまで
690億円のカジノ税収とは別に、カジノ入場税が122億円。事実上のカジノ税収は約812億円ということになる。
これは日本のtotoくじの年間売上に匹敵する数字だそうです。税収だけでtotoの年間売り上げです。日本も、もたもたしていないで早くカジノ合法化を進めるべでしょう。景気回復に一役買うのは間違いありません。